ピティナ開発者ブログ

全日本ピアノ指導者協会のIT担当者が気まぐれにつづる技術系中心のブログです


CarrierWaveでActiverecordを使わずに、jQuery.facedetectionで実物の顔認識をさせつつプロフィール画像をアップロードする

CarrierWaveとはRuby on Railsで動く画像のアップロードをサポートするgemです。

よくSNS等で使われる、ユーザー画像(アバター)のアップロードに使うことが出来ます。また、ActiveRecordをサポートしているため、ユーザー情報と紐づく形でDBに画像情報を格納することが出来ます。(画像自体はサーバー上の指定した場所に保存しており、BLOB型で保存するにはcarrierwave-blobが必要です。)

今回の要件としては、

  • ユーザー情報変更画面でユーザー画像のアップロードができる。

  • 画像のファイル名は[ユーザーID].jpgとする。

  • 画像専用のテーブルは用意しない。

  • 画像をアップロードする前にプレビュー画像の表示をする。

  • 画像をアップロードする前に人物の顔写真であるかどうかを判定する。

以上の5つが挙げられます。

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WindowsでFileMakerProのアプリケーションエラーが出たらプロセスを自動killする

前置き

Hiroyuki Noguchiです。
早いもので、もう2016年も最後のブログ記事投稿となりました。本日の投稿は、冬休み前にやっておきたいことベストワンな、エラー時の自動復旧ネタです。

当協会では、Windows7のタスクスケジューラ機能と合せ技で、FileMaker Proの定時タスクを実行させています。

もちろん、FileMaker Serverでタスク実行をおこなっているものもあるのですが、どうしても、スクリプトの互換性の関係によって、とか、クライアントのWindows端末に入れているあれやこれやとの連携をおこなうために、とかで、FMPで実行しないといけないタスクというものが出てきてしまいます。

基本的には、問題なく動いてくれているのですが、時折、クラッシュしてくれることがありまして(時折、というか、結構な頻度……)
そういう時、人間側が能動的に察知してFMPのプロセスをkillしてあげたりする必要があるのですが、冬休みに入るとそんなこともやっていられないですよね、というお話。

いや、冬休みじゃなくてもエラーからの手動復旧なんて嫌なので、自動化できる限りで自動化を試みましょう。

FileMakerProがクラッシュしたときのエラーログを見る

まず、FileMakerProがクラッシュしたときに、どんなエラーログが出ているのかを見つけます。
以下の通りです。

  • イベントビューアー
    • Windows ログ
      • アプリケーション
        • エラーが出ている行

その行の中を見てみると、

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Ubuntu16.04+nginxでCloud9を動かすまで

はじめに

どうも、Hiroyuki Noguchiです。
開発環境のローカル依存リスクを下げたいなということは前々から考えており、クラウドIDEのCloud9っていいよなーと思っていました。

c9.io

Cloud9ってOSSなので、オンプレミスで入れてみようと思ったところ、あまりニーズがないのか情報が少なくてあまりまとめられていなかったので、以下に手順を残しておきます。

やること

  • Ubuntu16.04にNode.jsとCloud9をインストールする
  • nginxで受けてNode.jsサーバに投げる
  • foreverでNode.jsサーバをデーモン化する

Node.jsのインストール

やり方いろいろですが、この記事のやり方が一番手軽だと思います。 qiita.com

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FileMakerのレイアウト表示速度をオブジェクトごとに比較検証_その2

つづきです

Hiroyuki Noguchiです、前回からの続きになります。

ptna.hateblo.jp

前回の最後に予告した通り、テキスト関連以外の表示についても検証を進めていきます。
具体的には、一般に「重い」とされる、以下4つについて。

  • WEBビューア
  • ポータル
  • タブ
  • スライド

「通常フィールド」が置いてある状態で、加えて上記のオブジェクトを追加設置します。
検証方法についても、前回に同じくです。

WEBビューア

ではまず、WEBビューアについて。
これ、いかにも重そうですよね。
セットする値はGoogleMapにしておきます。

f:id:ptna_it:20161107183702p:plain

スクリプト実行。

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FileMakerのレイアウト表示速度をオブジェクトごとに比較検証_その1

はじめに

立冬ですね、Hiroyuki Noguchiです。

FileMaker(以下:FM)のレイアウトを表示する際の速度感って、意識されていますでしょうか?
個人でデータベース作ってる人はそれほど意識しないで、べたべたと沢山のオブジェクトを置いてしまっているのではないかなーと思います。
しかし、オブジェクトが増えれば増えるほど、FMのレイアウト表示は遅くなります、重くなります。
それに、数だけでなく、オブジェクトの種類によっても、速度は変わります。

今回の記事、「その1」では、まず、テキストオブジェクトまわりに集中してパフォーマンスの違いを見ることにします。

フィールドの中身を表示するやり方あれこれ

とあるフィールドの中身をレイアウトに表示する際に、何も考えなければ、そのままフィールドを設置するはずです。
ここでいきなりマージフィールドを無意識で使い出す人は、たぶん、この先を見る必要のない熟達者でしょう。

そう、フィールドの中身を表示するやり方は、何も、フィールド設置だけではありません。

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