ピティナ開発者ブログ

全日本ピアノ指導者協会のIT担当者が気まぐれにつづる技術系中心のブログです


FileMakerのランタイム版へpluginを入れる際にハマったこと

前置きの余談

すっかりブログ記事の更新がご無沙汰になってしまっております、Hiroyuki Noguchiです。
FileMaker(以下、FM)の15が出ましたね。
皆さん使っていますか?
当協会では私と新人の平田君とが、まず人身御供的に使っています。
FMP13から一足飛びに15を使い始めたところ、色々と変わった点が多くて戸惑う日々でしたが、使いやすくなったところもあって総合的に見れば助かってます。
特に、日本語入力まわりがローカライズされきれていない部分が多いのか、ちょっとうまく動かないことが多くあって。
ただそのあたりは、日本のFM社にフィードバック返して、丁寧にご対応いただいている最中です。
この場を借りて、ありがとうとお伝えしたいです。

本題

さて、今回、ちょっとした要望があって、もともと作っていたランタイムソリューションにプラグインを入れることになりました。
これまで、ランタイム版にプラグインを入れたことがなかったのですが、まあ普通にProへプラグインを入れるのと同様に、extensionsフォルダへプラグインファイルを入れればいいだけだろう、と気楽に思って、入れてみたのですが……
あれ、認識してくれないぞ!?
……と、困りました。
当該のプラグインは、360WorksさんのFTPeekなのですが、

360works.com

当然、「うちらの製品は、ランタイム版でも使えるぜ! フォルダにコピーするだけさ!」とノリよく回答されてますし、FMのver.も当然サポートされている(OSだって言わずもがな)
何だろう何だろう、とハマッてしまい、色々と試行錯誤していたところ……
ようやく答えが分かりました。

結論

ランタイム版のextensionsにプラグインを入れる場合、関連ディレクトリpathにマルチバイト文字が含まれていると認識されなくなる(少なくとも、FTPeekは、そう)

日本語を一切含まないような配置にしたら、認識されるようになりました。
いやはや、これは考えてみれば当たり前ではあるのですが、ほら、FMさんって、ファイルだろうがテーブルだろうがフィールドだろうが変数だろうが、何だって日本語でイケるではないですか。
あー、ここはplugin開発元によりますよね……と、一つ賢くなりました。
多分、マルチバイト文字を含むpathでもイケるプラグインもあるかとは思います。
ハマりつつある人へのヘルプになりましたら幸いです。

(著: Hiroyuki Noguchi)
この記事は現在0人が閲覧中