ピティナ開発者ブログ

全日本ピアノ指導者協会のIT担当者が気まぐれにつづる技術系中心のブログです


FileMakerのレイアウト表示速度をオブジェクトごとに比較検証_その2

つづきです

Hiroyuki Noguchiです、前回からの続きになります。

ptna.hateblo.jp

前回の最後に予告した通り、テキスト関連以外の表示についても検証を進めていきます。
具体的には、一般に「重い」とされる、以下4つについて。

  • WEBビューア
  • ポータル
  • タブ
  • スライド

「通常フィールド」が置いてある状態で、加えて上記のオブジェクトを追加設置します。
検証方法についても、前回に同じくです。

WEBビューア

ではまず、WEBビューアについて。
これ、いかにも重そうですよね。
セットする値はGoogleMapにしておきます。

f:id:ptna_it:20161107183702p:plain

スクリプト実行。

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FileMakerのレイアウト表示速度をオブジェクトごとに比較検証_その1

はじめに

立冬ですね、Hiroyuki Noguchiです。

FileMaker(以下:FM)のレイアウトを表示する際の速度感って、意識されていますでしょうか?
個人でデータベース作ってる人はそれほど意識しないで、べたべたと沢山のオブジェクトを置いてしまっているのではないかなーと思います。
しかし、オブジェクトが増えれば増えるほど、FMのレイアウト表示は遅くなります、重くなります。
それに、数だけでなく、オブジェクトの種類によっても、速度は変わります。

今回の記事、「その1」では、まず、テキストオブジェクトまわりに集中してパフォーマンスの違いを見ることにします。

フィールドの中身を表示するやり方あれこれ

とあるフィールドの中身をレイアウトに表示する際に、何も考えなければ、そのままフィールドを設置するはずです。
ここでいきなりマージフィールドを無意識で使い出す人は、たぶん、この先を見る必要のない熟達者でしょう。

そう、フィールドの中身を表示するやり方は、何も、フィールド設置だけではありません。

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Firebaseで「この記事は現在●人が閲覧中」を実装

はじめに

しばらく前からプライベートでは登録したまま放置していたFirebaseを使ってみました。

firebase.google.com

きっかけは、以下の記事。

tech.plaid.co.jp

確かに、「●人が閲覧中」が手軽に実装できれば面白そうだなーと思って触りはじめてみたら、上記の記事には具体的な実装例までは書かれていなくて、なんとなく「やってやる、やってやるぞ!」(CV:島田敏)な気持ちになってきたので、意地で実装しました。
今、右下に表示されていると思います(Smoochのチャットボタンの真下あたりに)

Firebaseを使う準備

まずはFirebaseに登録!
登録はほんと簡単で、Googleアカウントがあれば何も入力する必要もなく、そのまま完了します。
続いて、アプリを作成する~という過程に進んでいきますが、このあたりまでは特に解説必要ないかな……と。
WebのSDKを選ぶとJavaScriptコードが発行されるので、指定通りにページのフッタの方へinitializeコードを設置しましょう。

とりあえず書き込む

じゃあ、具体的にデータベースへの書き込みをおこなってみます。

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OS X El Capitanでvagrant upできなくなった!

初めまして。開発チーム唯一のMacユーザNakazawaです。
今回不可思議な現象に出くわし、なんとか解決できたのでその一部始終を記してみます。

とりあえず起動時のエラーをなんとかしたい

これまでOS X El CapitanにてVagrant+VirtualBoxでローカル環境をつくり、機嫌よく作業していました。 が、ある日突然OS起動時に

CoreTelephony Trace File Error

というダイアログが出るようになり、「?」と思いながらvagrant upしようとしたところまたエラー。 どうやらVirtualBoxが立ち上がらないようです。

試しにVirtualBoxのみ起動しようとすると

COMオブジェクトの作成に失敗しました。アプリケーションを終了します。

シーン・・・。まさかまた諸々の設定をやり直すのか・・と 悲しみが胸を去来しましたが、 そのあたりの心の問題は割愛し、 結論から言うと、OSをmacOS Sierraにアップデートしたところ、起動時のエラーはなくなり、 VirtualBoxも立ち上がるようになりました。

状況が許せばこれが手っ取り早い方法かもしれません。

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Riot.jsとjQueryのページロード時間比較

こんにちは。最近は長袖一択の新人社員平田です。前回もRiot.jsについての記事を書きましたが、ふと疑問に思ったので今回はRiot.js、jQueryを使った簡単なDOMの生成速度について検証してみました。

動作環境

riotjs.com

Riot.jsのバージョンは、比較的最近まで2.3だったと思っていたら、最新バージョンはいつの間にか2.6.4になっていました。開発が活発に行われていることの証左ですね。

今回は長い文字列を一文毎に区切り、一文が長い順に並べたあとに、カードパネルでそれぞれを囲んだものを表示するものを作りました。 長い文字列として採用したものは、何故かこのブログでよく使われる方丈記で、9400文字程度あります。

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