ピティナ開発者ブログ

全日本ピアノ指導者協会のIT担当者が気まぐれにつづる技術系中心のブログです


MovableType4(MT4)でウェブページを同一MT内の別ブログに移す

Hiroyuki Noguchiです。

のっぴきならない事情により、古めかしいMovableType4(MT4)を弄る必要が出てきました。
特に、一つのブログ内にある「ウェブページ」を、別のブログに移さなくてはならなくなったのですが……
何と、それがオフィシャルではできない!! ……という、超残念仕様に、立ち向かってみました。

前提

MovableTypeって?

数多くある静的CMSのうちの一つです。

www.sixapart.jp

MT内部の階層構造(ざっくり)

同一MT内で複数のブログを運用することができます。
階層構造は概念的にはこういう感じです。

  • MT
    • blog_1
      • blog_entries
        • blog_entry_1
        • blog_entry_2
      • web_pages
        • web_page_1
        • web_page_2
      • etc…
    • blog_2
      • blog_entries
      • web_pages
      • etc…
    • blog_3
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MovableType4(MT4)で使われるMySQLテーブルと各カラムの説明

Hiroyuki Noguchiです。

今さらのMovableType4(MT4)ですが……
今回、どうしても調査せざるを得なくなったので、得た知見を記録しておきます。

どうしても調査せざるを得なくなった理由については別記事にて。

ptna.hateblo.jp

前提

MovableTypeって?

数多くある静的CMSのうちの一つです。

www.sixapart.jp

内部で使用されているデータベース

MySQLです。
というわけで、この中身をざっくり見ていきます。

MT4の各テーブル毎のメモ

mt_asset

  • 画像とかの素材=アイテムを管理するテーブル

mt_asset_meta

  • 画像とかに設定されるパラメータが入ってくる
  • 例: image_width 60 みたいな
  • asset_meta_asset_id というカラムがあって、ここに、mt_assetのidが入る
  • このテーブルの固有キーが格納されるカラムは存在しない
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クレジットカード決済にOmiseを導入してみている最中で、良さそうな点・いまいちな点

前置き

2017年の1月も半ばですね、Hiroyuki Noguchiです。
Webpay終了事件への対応に追われている方々が、結構出てきている頃なんじゃないかなーと思いますがいかがでしょうか。

当協会では、あれこれ検討した結果、Omiseさんを移行の第一候補として進めることにいたしました。

www.omise.co

導入の決め手

導入の決め手はいくつかありますが、

  • バックグラウンドがしっかりしていそう(Webpayのようなクローズはなさそう)
  • Recursions API (定期課金) の実装予定がある
  • 日本向けに ******(本決まり未定とのことで一応伏せ字) の実装予定がある
  • 日本向けにJCBの実装もできる
  • リンク型決済の実装がある
  • 営業担当者さんのご対応

このへんが、やはり大きいところでした。

APIの充実度などはやはりStripeに惹かれるところもありましたが、JCB対応できないというのが、当協会としてはかなり厳しい判定要因になりました。

リンク型決済とは

さて、導入理由の4番目、

  • リンク型決済の実装がある

と書きました、これについて。

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CarrierWaveでActiverecordを使わずに、jQuery.facedetectionで実物の顔認識をさせつつプロフィール画像をアップロードする

CarrierWaveとはRuby on Railsで動く画像のアップロードをサポートするgemです。

よくSNS等で使われる、ユーザー画像(アバター)のアップロードに使うことが出来ます。また、ActiveRecordをサポートしているため、ユーザー情報と紐づく形でDBに画像情報を格納することが出来ます。(画像自体はサーバー上の指定した場所に保存しており、BLOB型で保存するにはcarrierwave-blobが必要です。)

今回の要件としては、

  • ユーザー情報変更画面でユーザー画像のアップロードができる。

  • 画像のファイル名は[ユーザーID].jpgとする。

  • 画像専用のテーブルは用意しない。

  • 画像をアップロードする前にプレビュー画像の表示をする。

  • 画像をアップロードする前に人物の顔写真であるかどうかを判定する。

以上の5つが挙げられます。

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WindowsでFileMakerProのアプリケーションエラーが出たらプロセスを自動killする

前置き

Hiroyuki Noguchiです。
早いもので、もう2016年も最後のブログ記事投稿となりました。本日の投稿は、冬休み前にやっておきたいことベストワンな、エラー時の自動復旧ネタです。

当協会では、Windows7のタスクスケジューラ機能と合せ技で、FileMaker Proの定時タスクを実行させています。

もちろん、FileMaker Serverでタスク実行をおこなっているものもあるのですが、どうしても、スクリプトの互換性の関係によって、とか、クライアントのWindows端末に入れているあれやこれやとの連携をおこなうために、とかで、FMPで実行しないといけないタスクというものが出てきてしまいます。

基本的には、問題なく動いてくれているのですが、時折、クラッシュしてくれることがありまして(時折、というか、結構な頻度……)
そういう時、人間側が能動的に察知してFMPのプロセスをkillしてあげたりする必要があるのですが、冬休みに入るとそんなこともやっていられないですよね、というお話。

いや、冬休みじゃなくてもエラーからの手動復旧なんて嫌なので、自動化できる限りで自動化を試みましょう。

FileMakerProがクラッシュしたときのエラーログを見る

まず、FileMakerProがクラッシュしたときに、どんなエラーログが出ているのかを見つけます。
以下の通りです。

  • イベントビューアー
    • Windows ログ
      • アプリケーション
        • エラーが出ている行

その行の中を見てみると、

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